炎の導火線
ジミヘンもエディも技巧以上にそのイマジネーションやインスピレーションに驚かされる。
「なんでそんなフレーズ思いつくの!?」という感じ。
ジェフ・ベックもかなりトリッキーな技を繰り出すが、僕から見ると「音楽」とはまた違う「職人の技」を観ている(聴いている)ような感じ。。
その点、この二人は奇想天外なギターを弾いても曲にぴったりハマっている。
そして、ギターソロばかりに目がいきがちだが、バッキングも抜群で歌を、そして曲を引き立てる。
ギタリストということ以上に音楽家としての次元が違うんでしょうな。
自分より上の世代の人と音楽の話をすると、ヴァン・ヘイレンの1stアルバム『炎の導火線』の話題になることが多い。
それにしてもこのアルバムに『炎の導火線』という邦題をつけた日本の担当ディレクターは天才ですな。
先輩方曰く、当時、それはそれは衝撃的だったと。
ちなみにコハ・ラ・スマート氏(スマートソウルコネクション/バーレスクエンジン)もそんな衝撃を受けた一人。
『炎の導火線』について嬉々として語ってくれたことを覚えている。
スマート氏が、ハーモニカ(ブルースハープ)を単にブルースの楽器としてではなく、その可能性を最大限に広げようとするのは、エディの影響かも笑。
また、甲本ヒロト氏も一番最初に観に行った外タレのコンサートは「ヴァン・ヘイレン」と言ってましたな。
ちなみに僕は最後の来日公演を鑑賞しております、クロマニヨンズのエンジニア 川口先輩とw。
エディーのギタープレイを生で聴けたのは一生の宝。
単純に猛烈な早弾きだったら寝ずに10年練習すればなんとかなりそうですが、あんな発想のギタープレイは何回生まれ変わって無理・・・。
そんな天才的ギタリストに全く引けを取らない生粋のエンターテイナーなデイヴ。
そして、アレックスとウルフギャングの「おじさん甥っ子コンビ」による鉄壁のリズム隊。
曲も演奏もサウンドもパフォーマンスも完璧。
本当に観れて良かった心から思えるライブでしたな。
Spotifyはこちら
残念ながらライブはもう観れないが、アルバム(作品)はずっと聴くことが出来る。
ジャンルを超えて影響を与え、愛された男、エディ・ヴァン・ヘイレン。
最高のロックンロールをありがとう〜。
- by komedeth