Randy Rhoads

音楽を聴き始めた頃、HR/HMもよく聴いていた。

 

 

 

 

 

 

高校生の頃にはギターを買って練習したりもしたが、メタルギタリストになりたいとは思わなかった。。。

 

 

 

 

 

 

そんな僕でもこの3名↓は、憧れたというか、「なれるものならなってみたい」と思わせてくれた。

 

 

エディ・ヴァン・ヘイレン

 

 

 

 

 

 

ゲイリー・ムーア

 

 

 

 

 

 

ランディ・ローズ

 

 

 

 

 

 

当時すでにランディ・ローズは飛行機事故により25歳で他界。

 

 

 

 

 

 

そのキュートなルックス、全身から放つオーラ、繊細でありながら鬼気迫るギタープレー、そしてその若過ぎる突然の死によって、40年経った今でも語り継がれるカリスマギタリスト。

 

 

 

 

 

 

“天使”のランディ、“闇の帝王”オジーという対比も凄いが、その相反する個性のぶつかり合いよって産み出された化学反応もまた凄い。

 

 

 

 

 

 

 

不慮の死によってランディが参加したオジーのスタジオ作品は2枚しかないが、いずれも名盤。

 

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ちなみにランディの死去から5年後に発表されたこちら↓のライブ盤は、個人的には上記2枚のスタジオ盤以上に愛聴する最高のライブ盤(最後の「Dee」だけスタジオ・ライヴ。ローズの肉声入り。泣ける)

 

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そんなランディのドキュメンタリー映画が上映されるということで早速鑑賞。

 

 

 

 

 

 

 

日本でのランディ人気は根強いらしく、平日の昼間にも関わらず、映画館は7,8割方埋まっていた。

 

 

 

 

 

 

オジーと出会う前から、その才能、ルックス、カリスマ性(オーラ)が、地元でかなり評判になっていたランディ。

 

 

 

 

 

 

ただ、バンド(Quiet Riot)自体は今ひとつブレイクスルー出来ず。

 

 

 

 

 

 

そんな中、ランディだけは、渋々受けたオジーオズボーンのバンドのオーディションに見事合格し、一気にスターダムにのしあがる。

 

 

 

 

 

 

ちなみにその数年後、Quiet Riotもランディ脱退や死去という大きな試練を乗り越え、こちらのアルバムで見事全米一位を獲得。

 

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映画の中でインタビューに答える関係者は口々に「会った瞬間からこいつはスターになると思った」とか、「オジーのところで売れる前からオーラが凄かった」的なことを言っていたが、それがあながち後付けな感じがせず、実際映像で見るとQuiet Riot時代からランディはステージでもオフでも飛び抜けて輝いていた。

 

 

 

 

 

 

オジーもオーディションで、ランディが持参した練習用の小さなアンプにギターを繋いで、アルペジオなど指慣らしの練習している姿を見ただけで、「お前に決まり」とメンバーに抜擢したという逸話があるほど。

 

 

 

 

 

 

そんな大抜擢により一躍「時の人」「ギターヒーロー」となり、当然「大天狗」になってもおかしくない状況でも至って謙虚な人間性。

 

 

 

 

 

 

本当にギターを愛し、音楽をこよなく愛する気のいい青年といった感じ。

 

 

 

 

 

 

今生きていたら66歳。

 

 

 

 

 

 

まだまだ現役でやれる年齢。

 

 

 

 

 

 

一説によるとランディは、クラシック・ギターへの想いが強くなり、、クラシック・ギタリストへの転換を本気で考えていたなんていう話もある。

 

 

 

 

 

 

生きていたら一体どんなギターを聴かせてくれたのか・・・残念。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P.S.

 

気づいたら憧れた3名のギタリストは全員この世にいない。

 

あっという間に自分も歳をとっていた。

 

いろいろ考えさせられる。。。

 

 

 

 

 

 


CRY MACHO

昔からイーストウッドの映画が好きだ。

 

 

 

 

 


派手さはないが、そこに無駄はなく、ゆっくり着実に物語は展開していき、観賞後、静かな余韻を残す。

 

 

 

 

 

 

今回の「クライ・マッチョ」、2018年の「運び屋」以来の監督兼主演作。

 

 

 

 

 


映画の内容(物語)自体、これまでに比べ面白いかと問われれば、正直、普通・・・。

 

 

 

 

 

 

予告編では、「イースドウッドの集大成」と謳っているが、そこまでとは思わない。。。

 

 

 

 

 

 

しかし、そこにイーストウッドがいることによって不思議と説得力が増し、満足感、余韻もしっかり味わえる。

 

 

 

 

 


昔からのファンは、そこに俗っぽさも含めたイーストウッドの生き様を見てグッとくると思う。

 

 

 

 

 

 

そういう意味では、今回の映画はイーストウッドありきの映画と言えるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

否が応でも迫る人生の終焉。。。

 

 

 

 

 

 

なんとも哀愁漂うが、そこに悲壮感はない。

 

 

 

 

 

 

むしろ静かに情熱的。

 

 

 

 

 

 

「男子たる者かくあるべし」といったところか。

 

 

 

 

 

 

そんな生き様に「Sabor a Mi」(劇中歌)がよく似合っていた。

 

 

 

 

 


サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)

音楽とご飯は似ている。

 

 

 

 

 

 

いくら食材が良くても、高級な食器を使っても不味いものは不味い。

 

 

 

 

 

 

逆に昨日の残りでちゃちゃっと作っても美味いものは美味い。

 

 

 

 

 

 

音楽もしかり。

 

 

 

 

 

 

いくら高級な機材を使用したとしても、心に響かないものは響かない。

 

 

 

 

 

 

逆に演奏が下手でも、録音状態が悪くても響くものは響く。

 

 

 

 

 

 

また、音楽の場合、「時代」や「その背景」というところから語られたりもするが、それも同じ。

 

 

 

 

 

 

出されたものが不味ければ、あまり意味がない。

 

 

 

 

 

 

そういった要素は、興味として惹かれるし面白いが、作品やライブを聴いたり観たりした時に生じる「感動」と関係あるといえばあるし、ないといえばない。

 

 

 

 

 

 

出されたものが全てなんじゃないかと思う。

 

 

 

 

 

 

そして、先日こちら↓の映画を鑑賞。

 

 

 

 

よくこんな凄い映像が50年も封印されていたものです。

 

 

 

 

 

 

スクリーン越しにも伝わる過剰なエネルギー。

 

 

 

 

 

 

その高揚感が凄過ぎて笑いながら泣いていた。

 

 

 

 

 

 

このライブ映像を観ないのは、孫の代まで後悔しそうなぐらい一見の価値あり。

 

 

 

 

 

 


映画の中では、説教臭くならない感じに当時の様子やその裏にある時代や政治的な背景もしっかり語れていて興味深いし、ある意味勉強になるが、それもこれもこのパフォーマンスがあってこそ。

 

 

 

 

 

 

逆にそういった背景を知らないと楽しめない表現なんて非常につまらない。

 

 

 

 

 

 

過剰なエネルギーを音楽で放出(表現)できるって、本当に才能だと思う。

 

 

 

 

 

 

そういう意味では、ブラックミュージックもパンクもいっしょ。

 

 

 

 

 

 

「やっぱり“過剰なもの”が好きなんだなぁ〜」と改めて思う。

 

 

 

 

 

ちなみに同じブラックミュージックの映画で「SOUL TO SOUL 魂の詩」というのもあるが、そこでのアイク&ティナ・ターナーのパフォーマンスもホント凄くて、いつ観ても泣ける。

 

 

 

 

 

 

ご興味のある方はこちらも是非。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


孤狼の血 LEVEL2

 

 

 

前作「孤狼の血」は、Amazonプライムで鑑賞。

 

 

 

 

 

 

昭和40年代ぐらいの話かと思っていたら、まさかの昭和63年。。。

 

 

 

 

 

 

自分が高校生頃の話だったとは。。

 

 

 

 

 

 

確かに当時、街の雰囲気は今に比べ、ガラも悪く、物騒だった。

 

 

 

 

 

 

特に僕が生まれ育った街、錦糸町はアマからプロまで不良達がウヨウヨしていた。

 

 

 

 

 

 

また渋谷にはチーマーなる集団が出没し、一方でビーバップハイスクールみたいな輩も全盛。

 

 

 

 

 

 

「男の強さは、喧嘩の強さ」みたいな匂いが、日本中に漂っていた気がする。

 

 

 

 

 

 

今でもそんな輩はいくらでもいるし、ネットの普及によって「いじめ」や「暴力事件」は、大きくクローズアップされ、その残忍さは以前よりも際立っている印象を与えるが、実のところ残忍さ、冷酷さは、質、量ともに昭和の方が上回っていた思う。

 

 

 

 

 

 

「昔は良かった」なんてことは、社会環境(治安)という部分に於いてはない。。。

 

 

 

 

 

 

カタギの世界でこれなんだから、プロの世界はさぞ凄かったんだろう。

 

 

 

 

 

 

にしても「孤狼の血」で描かれている広島は凄すぎる。

 

 

 

 

 

 

前作で役所広司演じる大上によって保たれていた広島ヤクザのパワーバランスは、大上の死後、松坂桃李演じる日岡に引き継がれる。

 

 

 

 

 

 

しかし、鈴木亮平演じる上林の出所によって、そのパワーバランスは脆くも崩れる。

 

 

 

 

 

 

前作から観ているせいか、いくらイキったところで日岡は若干頼りない。

 

 

 

 

 

 

それに比べ、上林の極悪非道ぶりはヤクザを超えてサイコパス。

 

 

 

 

 

 

前作、役所広司が放つ重厚感(説得力)が、映画全体を覆っていたような感じだったが、今回は各キャラクターのいい意味での軽さが、物語をスウィングさせ、よりエンターテイメント性が増した気がする。

 

 

 

 

 

 

ただ最後のオオカミの件(くだり)は、いらなかったような。。。。

 

 

 

 

 

 

「次作も続くよ」という匂わせなのか???

 

 

 

 

 

 

今回、入場者プレゼントとして本作に登場するキャラクターのトレーディングカードセットを入場時に頂く。

 

 

 

 

 

なんとも地味な組み合わせ。。。。

 

 

 

 

 

 

まさか上林の出所後の第一犠牲者である神原千晶(筧美和子)までカードになっているとは。

 

 

 

 

 

 

出来ることなら魔除けとして上林のカードを持っておきたかった。。。

 

 

 

 

 

 

 


相撲道〜サムライを継ぐ者たち〜

下町育ちの自分にとってお相撲さんは日常の光景だった。

 

 

 

 

 

 

 

街のあちこちに相撲部屋があり、そこかしこにお相撲さんが歩いているという状況。

 

 

 

 

 

 

たまに圏外の友達が、我が地元に遊びに来た時にお相撲さんが街を闊歩しているのを見て、えらく興奮していても「そんなにびっくりするものかね」と冷めていた。

 

 

 

 

 

 

こんな感じだったので、幼少の頃から相撲というものに特別な感情が湧かず、目と鼻の先にある国技館にも、子供の頃一度、町内会の催しで相撲を観に行っただけで、僕にとって国技館はもっぱらプロレスの聖地であった。

 

 

 

 

 

 

ちなみに一度相撲を観た国技館は両国ではなく、蔵前国技館である・・・。

 

 

 

 

 

 

あれから40年近く経ち、たまたまつけたラジオで紹介されていたこちら↓の作品。

 

相撲道〜サムライを継ぐ者たち〜

 

 

 

 

 

 

結論から言って、本年屈指の一本。

 

 

 

 

 

 

国技館の雰囲気、取組の迫力、そして観客たちの歓声。

 

 

 

 

 

 

冒頭のシーンから一気に引き込まれる。

 

 

 

 

 

 

対照的な二つの部屋、そしてそこに所属する対照的な二人の力士の姿を通して映し出されるそれぞれの「相撲道」。

 

 

 

 

 

 

大画面に映し出される取組はただただ圧巻。

 

 

 

 

 

 

見ているだけで手汗と背汗がすごいことになった。

 

 

 

 

 

 

それと同時にこんな近くに「相撲」というものがありながら、今まで無関心だった自分を恥じる・・・。

 

 

 

 

 

 

そもそもせっかちな自分にとって、これほど相性の良いスポーツはない。

 

 

 

 

 

 

ルールも単純で、勝敗があっという間に決まる。

 

 

 

 

 

 

しかし、シンプルだからこそ奥が深く、奥が深いからこそ過酷で、過酷だからこそ土俵での取組が激しく、美しい、ということがよく分かった。

 

 

 

 

 

 

すっかり「相撲」に魅力され、「相撲」のことをもっと知りたくなる。

 

 

 

 

 

 

そんな一本。

 

 

 

 

 

 



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