粋な男たち

玉さんの本には毎回心を動かされる。

 

 

 

 


それは『男はつらいよ』を観た時のようでもあるし、『SMOKE』を観た時のようでもある。

 

 

 

 

 

 

頑固で、不器用で、やせ我慢ばかりだけど、実のところ底抜けに優しく、シャイで、常に下々の目線を忘れない。

 

 

 

 

 


つまり非常に“粋”なのである。

 

 

 

 

 


そんな“粋な男”玉さんが上梓した一冊がこちら↓

 

玉袋筋太郎 著『粋な男たち』

 

 

 

 

 


野暮が跋扈する現代。

 

 

 

 

 


師匠である殿(ビートたけし)の話はもちろん、先輩であるダンカンさん、そして芸能界に止まらず、酒場や競輪場や近所の名もなきおじさん達の言動を通して、男の真の格好良さ=粋とは何かを問う一冊。

 

 

 

 

 


僕的には初めて知る後半部の話にめちゃくちゃ衝撃を受けた。

 

 

 

 

 


ここまでカミング・アウトする必要もないという意見もあるかもしれないが、それ以上に僕的にはそれらをずっと胸の内にしまい続けながら、僕らの“玉ちゃん”であり続けたことに本当にグッときたし、改めて惚れ直す。

 

 

 

 

 

 

もし自分に子どもが出来たら、たいして勉強もスポーツもできなくてもいいから、こんな心意気をもった子になってほしいと心底思う。

 

 

 

 


ちなみに玉さん本で、僕が孫の代まで伝えたいもう一冊がこちら↓

 

玉袋筋太郎 著『男子のための人生のルール』

 

 

 

 

「ひとは、男に生まれるのではない。男に「なる」のだ」

 

 

 

 

 

 

この言葉が非常に似合う一冊。

 

 

 

 

 

 

また、帯にある「よく生きろ。よくなくても、生きろ」の一文は、「粋な男たち」を読了後、その意味はさらに重い。

 

 

 

 

 


とにもかくにもこの二冊は“漢の教科書”に認定。

 

 

 

 


藝人春秋2

久しぶりに読書

 

 

 

前作以上の面白さに上下巻を2夜で読了。

 

 

 

 

 

この「マジかよ!?」な内容、テンポ、そして登場人物達(作者も含め)の業の深さは、昭和の名著「プロレススーパースター列伝」を想起。

 

 

 

 

 


日常を博士のような観点で眺めていたら、毎日がさぞドラマティックに見えるだろう。

 

 

 

 

 

 

「人生は舞台、あなたは主役」。

 

 

 

 

 

 

今日から心がけよ。

 

 

 


Altamont Free Concert

正月休みを利用して、スマートソウルコネクションのギター、キムラ氏の推薦本を読了。

 

 

 

作者は、当時のローリング・ストーンズのツアーマネージャーだったサム・カトラー。

 

 

 

 

 

「オルタモントの真実」というタイトルは付いているが、どちらかというと、ツアーマネージャー奮闘記というかサム・カトラー自伝に近い。

 

 

 

 

 

もちろん「オルタモント」前後の様子は、かなり詳細に書かれているが、あくまでサム・カトラー主観・・・。

 

 

 

 

 

実際のところ何が本当で嘘かは分からないが、読み物としては抜群に面白い。

 

 

 

 

 

仕事的にはわりと近いところもあるので、色々と考えさせられる部分もある。

 

 

 

 

 

また、この本を読むと、この映画の見方が変わるというか増える。

 

 

 

 

いずれにしろこの頃のストーンズは神懸かりレベルでかっこいい。

 

 

 


ニッポン・ポップス・クロニクル

Pm7の山勝氏から借りた「ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989」読了。






著者である牧村氏は制作スタッフとして、




フォーク〜ニューミュージック〜YMO〜トラットリアと、




日本のポピュラーミュージックの最前線にいた生き証人のような方。




そして、日本の音楽業界の一番良き時代を見てきた方。




そんな著者が時代毎に各現場での体験を綴った一冊。




小生的に興味深かったのは特別収録された相倉久人氏のロングインタビュー。




著者と相倉氏にとって今の音楽シーンはどのように映っているのか。




残念ながら肝心なところは途中で終了・・・。




今更戦犯を探してもどうしようもないんですけどね・・・。




その昔、レコードやCDを出すのは選ばれし人・バンドでしたが、




今では誰でも作れる時代。




ただCD不況が叫ばれている現在、




CDを出しても売れない・・・。




なのでネットで作品を発表しつづける人・バンドが急増。




つまり現在、レコードやCDを出せる人・バンドはやっぱり選ばれし者のみ。




それはある意味、昔に戻ったと言えなくもない。




あまりいい意味ではないかもしれませんが・・・・。




ただ時代を嘆いてみても仕方がない・・・。




あらゆるものは進化する。




それがCDだけ当てはまらないなんてことはない。




移動手段だって徒歩→馬→馬車→自動車と進化。




今、「やっぱり移動は馬車がいい」なんて奴はほぼいない。




時代の流れは誰も止められない。




いずれCDやレコードも“ほぼ”淘汰されていくでしょう。




しかし、ここで重要なのはこの「ほぼ」。




“ほぼ”ということは“全て”ではない・・・。




ほんの少しはあるということ。




ただそうなると商売として所謂メジャーレコード会社がやる意味はなくなる。




そこで登場するのが僕らのようなインディー野武士(レーベル)。




そもそもレーベルというもの自体が必要なくなるのでは?




という意見もありますが、




いやいや、これからこそレーベルが必要なんではないか!?




最近、そんな風に思う。




この続きはいずれ・・・。


 

真説

特別好きという訳でもないが、幼少の頃からなんだか気になる男、長州力。




小学生の時に買ったムック本は未だ健在。












そんな訳で当然こちら↓も購入。


真説・長州力 1951‐2015 / 田崎 健太(著)



実はとても心根の優しい人なんでしょうが、




記者会見で




「あの野郎がくたばって墓建ったら、俺はクソぶっかけてやる」




なんて言っていたら誤解もされるんでしょうな・・・。




小生的にはエピローグに書かれた猪木とのエピソードに鳥肌。




あっという間に読了できる一冊。




それにしても「パワーホール」はいつ聴いてもアガる。








 


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